「いいや、君は来るさ。私がまずとも、君は来るだろう。明日の君はってそこにみ、自分の愚かさにく事になる」
「……」
「どうした?去るのではなかったのか?何故いつまでもそこにいる」
言でめば、嘲笑混じりに言われてハッと我に返る。くはここには来ないと心にめながら、久しぶりに何の子守もないままに寝所に潜った。しかしながら、朝が来るまで目はめたままで、意はハッキリとしているものの、身体の疲は昨日までが嘘のように溜まっていた。重たい身体を引きずりながら、博雅と神をれて都の鬼退治へと出向く。以津真天に二の引率をみ、自身はを使って周を探る。そんな中、不意に袖を引っられ、私は背後を振り返った。
「晴明、今日は博雅に任せてった方が良いと思うの」
「神……私は」
「式も晴明が体がい事をいてる。そんな状でっていたら、怪我をしてしまうかもしれないでしょ?」
そう言われて式に向ければ、いながらも以津真天が静かな目でこちらをているのが分かった。かれているというのは本当らしい。にいる妖琴は一切こちらを振り返らない。
「……すまない。今日は先にらせてうとしよう」
「うん。そうして」
不意に、妖琴の琴の音がこえてくる。音をいた混乱した鬼は味方をつけながら、以津真天が最期のトドメを打っている姿があった。そんな事よりも、先程微かにこえた音の方がになって仕方がない。これではいけないとかぶりを振り、博雅に事情をにいく。
しかしどうしてか、先にって寝所で寝ていたはずなのに、私はいつのにかあのの木の下にいた。まだ昼なので妖琴の姿はない。そこにホッとしながら、早く去ろうとするのに足が全く言う事をきかなかった。にでもなったかのようにそのにみ、ぼんやりとの木を上げる。
「——だから言っただろう?君は来ると」
背後からこえてきた染みある声に私は振り返らない。否、振り返れなかった。
「そこに跪いて乞うが良い。きたいのだろう?私のべを」
それまでかなかった足はまるで嘘のようにいた。言われた通りに膝を折り、の木をつめたまま息をしてあの音が奏でられるのを待っている。
「かせてやろう、思う存分。今度は立ち去るなどと言えぬように、その魂に刻んでやる」
いつもの位置に、妖琴が座る。雅に袖を翻し、せつけるように琴をえて。かにえた御魂のに、私は息をむしかない。
「ほら、近くに寄れ」
いてはならない。行ってはならない。そう思うのに、身体は自然と前にむ。
人を狂わせる音律の持ち主。それに加えて、人を狂わせる果のある御魂を混ぜれば、一体どれほどの果となるだろうか。それを今から味わうのだと思うと、ゾッとした。
「捕まえた」
第136章
大天狗见晴明穿着这么单薄竟这么直接地往雪山那处走去,急急忙忙跟了上去,张开羽翼遮挡在晴明的身前,为他抵挡下刺骨的寒风。
在雪花飘飞的这座山上,只有晴明和大天狗两个存在。身后的那扇门扉像是凭空出现一般,伫立在半尺厚的白雪之上。
晴明见状,本想开口告诉